抹茶と和菓子
抹茶といえばしっかりと餡がはいった和菓子を連想しませんか?
渋みと甘みの絶妙な組み合わせが癖になるのも抹茶のお勧めなところです。
和菓子は元々、美的鑑賞にも堪えることを期待されて発達した食ベものです。
日本茶や抹茶のお茶請けになることが多いので甘いモノが多く、油はほとんど使いません。
砂糖、水飴、米、小麦、小豆など、比較的少ない種類の主原料より、
多くの種類の和菓子が生み出されます。
また洋菓子のように生の果物が素材として使われることは少ないですが、
煮たり、干したりしたものは使用される場合があります。
容易に白砂糖が手に入らない江戸時代では、
素材本来の風味と程よい甘さによって、和菓子の発展に貢献したとされているそうです。
ちなみに砂糖を用いるようになる以前のもっとも甘い嗜好品とは柿だったそうです。
また和菓子には芸術作品としての側面も要求されるので、
四季折々の作品に仕上げるため、材料を吟味したり、
温度も管理したりと、菓子職人には特別なセンスが必要です。
水分量20%以下の和菓子を干菓子(ひがし)または乾菓子(ひがし)、
40%以上の和菓子(羊羹は30%以上)を生菓子、その中間を半生菓子といいます。
和菓子は大きくこの3タイプに分類されます。
0コメント